1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

サンタクロースの疑問をぶつけまくって親を困らせた子供時代 前編

 

前回の記事の通り、

子供の頃は毎年クリスマスに

サンタクロースからプレゼントが届き、

大喜びの僕は、クリスマスが近づく

今くらいの時期になると、

もうワクワクしてきていた。

 

dannjiki835.hatenablog.com

 

 

 

 

 

サンタクロースというのは

もちろん僕の父のこと。

 

だけど、父も母も、その正体を明かさず、

僕ら兄弟に夢を与えてくれていた。

 

 

そのサンタクロース

(ということになっている)

からプレゼントを貰う流れというのが、

次の通り。

 

 

まず、母のもとに

サンタクロースから連絡が来て、

僕らが今年のクリスマスプレゼントに

何が欲しいと言っているか、

訊いてくるというのだ。

 

だから僕たちは事前に母に

欲しいプレゼントを伝えておく。

 

しかし、実はプレゼントも

何を頼んでもいいというわけではない。

 

この注文の時に条件があった。

 

あまりにも値段が高いプレゼントは

ダメだという。

 

僕は「え?そうなの?」と、

ちょっとがっかりした。

 

すると母が

 

「あまり高い物を注文するとねぇ、

次の年からはサンタさんは

来てくれなくなっちゃうんだよ」

 

と、言って来た。

 

 

それを聞いた僕は、

そうかぁ、もうプレゼントを

貰えなくなるのは困る、

と思い、じゃあ7000円くらいのはどうかな?

と言うと、母は

「う~ん・・どうかな・・」と、

微妙な表情を見せ、

「じゃあ5000円くらいは?」、と聞くと

「まぁ・・大丈夫かなぁ・・」

と少しいい反応になり、

「じゃあ3000円くらいなら大丈夫だよね?」

と、訊くと、

「あ、3000円くらいなら大丈夫だよ」と、

明らかに反応が違ったので、

僕はそれからは、

だいたいそのくらいの値段のものを

注文するようになった。

 

兄も同じだが、ただ、

どうしても値段が高い物が欲しい場合、

例えば当時の

スーパーファミコンのソフトなんかは

平気で9000円や10000円くらいしたので、

そういうゲームソフトが

どうしても欲しい時はどうするかと訊くと、

 

「じゃあお兄ちゃんと

二人で一つのプレゼント

ということなら大丈夫じゃないかな」

 

と、母は答えた。

 

僕は、なんとかそういう条件に合うように

毎年プレゼントを厳選して頼んでいた。

 

 

それにしても当時子供ながら、

サンタクロースに関しては

かなり疑問があった。

 

まず、世間で言われる

あの赤い服に白い髭を生やして、

トナカイが引くソリに乗っているような

あのサンタクロースなどは

現実にはいるわけがない、と、思っていた。

 

でも現実にプレゼントは届いている。

 

だから、あの童話の世界のような

格好のサンタはいないけれど、

クリスマスに

プレゼントをくれる人いるんだ

という解釈だった。

 

だから、どこの誰だかわからないけど、

毎年プレゼントをくれるその人を

サンタと思うことにした。

 

 

でも待てよ・・、そういえば・・

母は、サンタクロースから

プレゼントのリクエストを聞く

連絡が来ると言っていたが、

どうやって連絡が来るんだ??

 

僕は母に

「サンタさんて、どうやって

お母さんに連絡してくるの?」

 

と、訊いてみた。

 

すると母は、

 

「え?それは・・・電話だよ」と答えた。

 

 

え?電話で来るの?

 

そうだよな、それが現実的だよな。

と、その瞬間は納得した。

 

 

しかし待てよ・・

 

毎年電話で連絡が来ているのに、

僕が電話に出たことがないぞ??

 

当時、僕は家の電話が鳴ると、

よく電話に出ていた。

 

なので、これだけ

電話に出ていることがあれば、

毎年サンタから電話が来るなら、

僕がサンタからの電話に

出てしまうことがあっても

不思議ではないはずだ。

でもそんなことは一度もなかった。

 

なのでまた母に

「ねぇ、毎年サンタから電話が来てるのに、

僕が電話に出たことはないよ」

と、言ってみた。

 

すると母は少し困惑した様子で

「いやぁ、それは、だから

子供達にバレないように

サンタさんは子供達が

学校に行っている時間に

電話してくるんだよ」と、答えてきた。

 

 

ふーん、なるほど、だから僕が

電話に出くわしたことがないのかぁ。

と、納得した。

 

どこの誰だかは知らないけど、

クリスマスに子供達に

プレゼントをくれるなんて

物凄く良い人なんだなぁ、と、

最初は思っていたけど、

また少々クセのある子供の僕は、

すぐにまた現実的な疑問が湧く。

 

 

続く