1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

スーパースターだった兄 その4

 

前回の記事の終盤で書いたが、

兄が優れた存在だと、その比較で、

これまで僕の劣等ぶりが際立ってきた。

 

もしも僕が一人っ子だったら、

僕の劣等っぷりが

特別目立つことなんてなかったか?

 

などと考えもしたが、

しかし僕は、これまで兄のおかげで

救われた事がたくさんある。

 

 

特に大人になってからは、

兄のお陰で複数の人と

交流を持つこともできた。

 

兄の人気ぶりは

大人になってからも衰え知らずで、

しかも兄は自分から積極的に

人に話しかけたり、連絡先を聞いたり、

すぐに輪を広げようとするタイプだ。

 

なので知り合いはドンドン増えて行っていた。

 

兄の場合はパソコン関係、

SNSなどには疎いタイプで、SNSなどは

今でこそLINEはやっているが、

ガラケー時代はSNSなど

まったく使用せずに、

飲み会などのイベントを

年がら年中開いていた。

 

連絡先も自分で直接

本人に聞いてゲットするという方法で、

いつも携帯のメモリは

入りきらなくて困っていた、と同時に

同じ名前の女の子でも

何十人とメモリに入っているから、

(例えばミユキという名前だけで

50人くらい入ってる。苗字を入れても

どこの誰だか思い出せない状態)

どこの誰だかも記載して記録してないと、

誰が誰かもわからない状態になったいた。

 

そしてその人らをイベントに誘う時も

SNSは使えないので、

普通に一人一人連絡をして

メンバーを集めていた。

 

そしてそのイベントで

その誘った人達が連れてくる知り合いに

また声をかけて連絡先を聞いて、

またそこから輪を広げる

ということを延々とやっていた。

 

そういう中でもやはり兄の人気ぶりは凄く、

男友達からも、女性陣からも

ひっきりなしに誘いが来るし、

女性に関しては、兄に夢中になって

告白が多数で、本人も困っているほどだった。

 

そんなんだから兄は金の出費が激しく、

兄はいつもお金に困っていた。

 

それはそうと、そんな中、

大人になってからも彼女もいなくて、

それどころか女性との交流さえ

一切ない僕のことを兄はいつも心配していた。

 

なんとか僕に

女性との交流をさせてあげようと、

兄はいつも僕を、

自身が開くイベントに誘って来た。

 

それでも当の僕は、対人恐怖症もあり、

なんだか知らない人ばかりのイベントに

出るのが怖くて

兄の誘いをすべて断ってきた。

 

ようやく参加してみようかな、

という気になったのは

もう20代の後半の時だった。

 

でもお陰で、色んな人との交流ができたし、

女性とも交流を持つことができた。

 

 

僕が安心して参加できるように、

そして不安なく楽しめるように、

参加メンバーも相当厳選して

セッティングもしてくれた。

 

とにかく兄のお陰で、

僕一人の力ではとても経験できないことも

体験することができた。

 

この事の詳細はまた個別に書いていきたいが、

とにかく兄はみんなにとってもそうだったが、

僕の人生においても、大事な所で救世主となる

スーパースターだった。

 

その助けられたことを

一つ一つ思い出してみると

兄に頭が上がらなくなる。

 

もちろん助けられっぱなしではなく、

僕だって兄にはできないけど、

僕にはできる、というものがある。

 

だからそういうことで、

これまで数えきれないくらい

兄を助けてきた。

 

そして兄のお陰で

いい思いばかりしたわけではなく、

逆に兄のせいで

辛い思いをしたことも数えきれない。

 

だけど、兄は間違いなく

僕の人生には欠かせない存在だった。

 

いつも僕の傍らには兄がいた。

 

子供の頃だって、大人になってからも、

いつでも兄は僕の傍らにいた。

 

みんなの中でもスーパースターだった兄だが、

僕の中では、それ以上に特別な、

唯一無二の掛け替えのない

スーパースターの存在なのだ。