1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

96年4.29新日本プロレスドーム大会の記憶 後編

 

前回の記事のあらすじ

 

1996年4月29日、僕と父は東京ドームに

新日本プロレスの試合を観に行った。

 

その中で行われた

IWGPジュニアヘビー級選手権試合で、

王者の獣神サンダーライガー選手が

みちのくプロレス

ザ・グレート・サスケ選手に敗れ、

IWGPのジュニアヘビーのベルトまでもが

他団体に流出してしまうという

とんでもない事態になってしまった。

 

ショックを受けた僕は、

メインのIWGPヘビー級選手権試合で、

挑戦者の橋本真也選手が

必ず勝ってくれることを祈っていた。

 

dannjiki835.hatenablog.com

 

 

 

とにかく負けられない、でも大丈夫だ。

橋本選手ならば大丈夫。

 

過去に長らくIWGP王者に君臨していた

破壊王なら、きっとやってくれると

僕は信じていた。

 

 

 

 

その前に、ここで試合とは関係ない

この日のドーム大会の

思い出エピソードを思い出した。

 

 

大会の中盤の休憩時間に気が付いたのだが、

この日は、タレントの南原清隆さんや

内村光良さんや勝俣州和さん、

TOKIO国分太一さんが会場に来ていた。

 

休憩時間になにやら観客から

歓声があがったと思って、よく見てみると、

そういったタレントの方が

来ていたことを発見した。

 

どうやらこの当時放送されていた

リングの魂」という番組の撮影で

会場に来ていたらしい。

 

 

 

新日本プロレスのドーム大会の

休憩時間といえば、

よくアントニオ猪木さんに変装した人が、

観客席をまわり、「1.2.3.ダァー」

と、やったりして、

観客を盛り上げたりしていた。

 

たぶんその方も

観客のうちのひとりなのだろうけど、

休憩時間のこういうのも面白かった。

 

 

 

あとこの大会で覚えているのは、

なぜか試合中にドーム内の電気、

照明がついていた。

 

どういうことかというと、

通常新日本プロレスの試合では、

会場の照明は落として、

リング内の照明だけをつけている

という状態で試合が行われているのが

ほとんどだった。

 

だけどこの大会では

なぜか会場の照明がついていて、

選手入場の時の

色々な色のライトアップなども、

いつもより迫力に欠けてしまっている気がして

残念だった。

 

なぜこうなったのかはわからないけど、

僕はいつもの通り会場内は

暗くしていたほうがいいなぁと思った。

 

ちなみにメインイベントの

IWGPヘビー級選手権試合では

会場の照明が落とされて、

いつもどおりのリングのみの照明

という状態になった。

 

 

 

話は試合に戻って。

 

 

メインのIWGPヘビー級選手権試合。

 

 

会場のボルテージが最高潮になる中、

田中リングアナの

「IWGPヘビー級選手権試合、

挑戦者、橋本真也入場!!」のコールの後、

爆勝宣言が流れ、大歓声の中、

橋本選手が登場する。

 

背中に闘魂伝承と書かれたガウンを着て、

いつものハチマキをしての入場は

最高にかっこいい。

 

 

 

そしてチャンピオンの高田選手の入場。

 

橋本選手の迫力のある入場に比べ、

落ち着いた印象のある入場に感じた。

 

まぁチャンピオンの落ち着いた風格というか、

高田選手の入場曲自体が

そんな雰囲気の曲というのもあるのだが。

 

 

そしてついに試合開始のゴングが鳴る。

 

 

試合は両者ともに

蹴りの得意な選手だけあって、

蹴りを互いに繰り出していた。

 

 

やはり体重とパワーで勝る橋本選手のほうが

蹴りが重いのか、途中、橋本選手の蹴りで

高田選手が吹っ飛ぶ場面もあった。

 

しかし高田選手も蹴りのラッシュからの

ハイキックで、

橋本選手からダウンを奪う場面もあった。

 

 

やはり高田選手は凄い。

 

 

 

試合中盤、橋本選手が脇固めを仕掛け、

それが極まった。

 

 

よし、これでいけるぞ、勝てる!

と思った僕だったが、逃れられてしまった。

 

 

 

その後も高田選手の蹴りの連打に

橋本選手はグラっときたりもしていたが、

それでも隙をみて水面蹴りや、

袈裟切りチョップで応戦し、

高田選手を攻めたてる。

 

 

試合終盤、橋本選手が繰り出した

必殺のDDTに会場は沸き立った。

 

そしてその後に橋本選手究極の必殺技、

垂直落下式DDTの体制を取った。

 

この技は本当に究極で、

これを喰らったらほぼ相手選手はお終い、

というくらいの究極の必殺技だった。

 

 

なんとか持ち上げられないように

こらえる高田選手だったが、

橋本選手が膝蹴りをお見舞いし、

そしてついに持ち上げた。

 

 

高田選手を高く持ち上げ、

そのまま文字通りに垂直に頭から落とした。

 

 

会場も大歓声があがり、僕も瞬間的に

勝利という2文字が頭に浮かんだ。

 

 

そして橋本選手は間髪入れずに

高田選手に三角締めを極めた。

 

逃げられない高田選手は

ここでついにタップし、

橋本選手が勝利した。

 

その瞬間ドーム内はもの凄い大歓声!

 

橋本選手のテーマ曲が流れ、

僕も飛び上がって喜んだ。

 

 

やった、ついにIWGPヘビー級のベルトが

新日本に戻ってきた。

 

 

本当に良かった。

 

 

先の試合でジュニアヘビーのベルトまでが

他団体に流出してしまっていたので、

絶望感があったのだが、これでなんとか

ヘビー級のベルトは帰ってきて

ホッとした。

 

 

この日の僕はこれまた橋本選手の勝利で

満足してドーム大会を終えることができた。

 

 

IWGPのヘビー級のベルトが

新日本に戻ってきた

ということも嬉しかったが、

橋本選手がIWGP王者という時代が

再びやってきた、という事実も嬉しかった。

 

 

 

こういう経緯があって、4.29、

1996年4月29日はとても印象に残る

プロレス観戦となって、

いまでもその時期になると思い出す

特別な思い出となって

僕の記憶に存在している。