1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

96年4.29新日本プロレスドーム大会の記憶 前編

 

先月、4月下旬、

この時期に思い出す中学時代の記憶。

 

日にちの数字でもまだ記憶に残っているが、

4月29日、この数字の並びで思い出すのが

4.29東京ドーム

 

1996年の新日本プロレス

東京ドーム興行だ。

 

 

この大会も僕は

東京ドームまで観に行ったのだが、

これまた強烈に印象に残っている。

 

 

この大会も65000人の観客を動員した

新日本プロレス史に残る大会だった。

 

 

この大会の試合は全9試合だったけど、

特に記憶に強く残っている試合を

思い出してみた。

 

 

 

ところでこの大会は

父と2人で観に行った大会

ということでも思い出に残っている。

 

いつもはプロレスの試合は

兄と一緒に観に行っていたのだが、

兄はこの時は高校生になっており、

そして高校で野球部に所属していたため、

休みがほとんどなく、

プロレスの試合を観に行くというのは

ほぼ不可能な状態だった。

 

だけど僕は、

この大会はどうしても観に行きたかった。

 

というのも、この大会の対戦カードは、

当然だいぶ前に発表されていた。

 

そこで僕が最も注目したカードは

なんといってもメインの

IWGPヘビー級選手権

 

 

当時チャンピオンには

UWFインターナショナル

高田延彦選手が君臨していた。

 

IWGPのベルトが

他団体の選手に渡ってしまっている

という状況に、危機感と

絶望感を感じていた僕は、

この4.29の対戦カードが

ワールドプロレスリングの放送の時に

発表された時、思わず「おぉー!」と

声をあげるほど衝撃を受けた。

 

挑戦者は橋本真也選手に決定したというのだ。

 

 

橋本選手といえばこの当時の

前チャンピオン武藤敬司選手のさらに前に

長く王者として君臨していた選手。

 

その強さと実績、この橋本選手なら

ベルトを取り返す事ができるかも!

 

そう感じ、さらに橋本選手といえば

蹴りが得意な選手。

 

高田選手の蹴りにも負けない

威力があると信じていた僕は、

一度高田選手との対決を見たいと

ずっと思っていたのだ。

 

 

そういう経緯があって、

これは観に行かなければ、

翌日に新聞で結果だけ見るのは物足りない、

是非ともリアルタイムで観たい、

そう思った。

 

 

だが兄は野球で休みが無いので

行く事はできない。

 

この当時の僕には、

一人で観に行くという選択肢はなかった。

 

もう仕方なく諦めようかと思ったら、

父が「俺も観に行ってみたいなぁ」

と、言い出した。

 

 

驚いた。

 

 

父の口からそんな発言が出るとは

思ってもいなかった。

 

 

実は父も僕ら兄弟ほどではないけど、

プロレスやら相撲やら格闘技は

好きなほうだった。

 

だから僕ら兄弟が

プロレスに夢中になっているのを見ていて、

また、僕らが過去に東京ドームなどに

プロレスを観に行った時の感動を

熱く語っているのを聞いて、

自分も一度観に行ってみたい、

という気になっていたようだ。

 

ともかくこれによって

僕は観に行くことが決定して嬉しかった。

 

 

 

チケットはいつもどおりまた

一番安い席の5000円席を

父が買ってくれた。

 

 

 

大会当日、父と一緒に会場入り。

 

いつもの通り大会パンフレットを

2000円で購入し、試合開始を待つ。

 

 

 

この日の試合は全試合覚えているけど、

その中でも特に記憶に残っているのは2試合。

 

この日は新コスチューム(ペイント)と、

当時の武藤選手の入場テーマ曲

「TRIUMPH」をアレンジした

新テーマ曲で登場したグレートムタ選手が、

新崎.白使.人生選手を血だるまにした試合や、

天龍源一郎選手のグーパンチで、

鼻から大量の出血をして、

全身血まみれになった

藤波辰爾選手の試合も印象に残っているが、

やっぱりIWGPのヘビー級、

ジュニアヘビー級、両選手権試合の2試合は

僕の中で特別だ。

 

 

 

まず、IWGPジュニアヘビー級選手権試合。

 

 

チャンピオンの獣神サンダーライガー選手対、

みちのくプロレスから参戦の

ザ・グレート・サスケ選手の戦い。

 

 

試合は開始早々から飛び技が繰り出され、

まさにジュニアヘビー級の試合

という感じがして、

ジュニアの頂点を決めるのに

ふさわしい戦いとなった。

 

しかし僕はこの試合はどうしても

ライガー選手に勝ってもらいたかった。

 

というのも、この時IWGP

ヘビー級のベルトが高田選手の手にあり、

IWGPのベルトが他団体に流出している

という事態だったため、

ここでみちのくプロレスのサスケ選手に

ライガー選手が負けてしまうと、

ジュニアヘビー級のベルトまで

他団体に流出してしまうという

とんでもない事態になってしまうからだ。

 

それだけはなんとか防いでほしいと、

祈りながら試合を観ていた。

 

しかし、終盤、サスケ選手が繰り出した

タイガースープレックスで、

ライガー選手は3カウントを奪われてしまい、

サスケ選手が勝利し、

会場にサスケ選手のテーマ曲が鳴り響いた。

 

 

僕は茫然とし、IWGPのベルトが

2つとも他団体に流出してしまった事実に

失望感を感じずにいられなかった。

 

 

もうこうなったら、

この日のメインイベントの

IWGPヘビー級選手権で、橋本真也選手が

絶対ベルトを取り戻してくれることを

期待するしかない。

 

 

絶対勝ってくれ~橋本~!

 

 

続く