1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

衝撃を受けた10.9東京ドーム プロレス観戦 6

 

 

前回の記事

 

dannjiki835.hatenablog.com

 

 

 

前回の記事の続き

 

10.9東京ドーム大会もいよいよ大詰め。

 

最終試合、IWGPヘビー級選手権、

 

武藤敬司VS高田延彦

 

両者の、歴史に残るといっても

過言ではない入場シーンを

僕は目の当たりにした。

 

 

会場内が大歓声に包まれた中で

いよいよ試合開始のゴングが鳴る。

 

 

互いにグランドの攻防が続く中、

試合中盤、武藤選手のほうがキックを連発し、

そしてソバットを繰り出し、

高田選手からダウンを奪った。

 

カウントが数えられる中、立ち上がり、

今度は逆に高田選手が蹴りの連打で

武藤選手からダウンを奪った。

 

やはり事前に心配していた通り、

高田選手の蹴りは半端じゃない威力のようだ。

 

 

その後、高田選手が膝蹴りを連打していた

その隙をついて武藤選手が

素早くバックにまわり、高田選手を

ジャーマンスープレックスで放り投げた。

 

そしてさらに高田選手を起こし、

続けざまにバックドロップも決めた。

 

そして高田選手が倒れているうちに

コーナーポストに素早く上り、

必殺のムーンサルトプレスを放った。

 

しかしこれは避けられてしまう。

 

だが武藤選手の十八番の登場に

会場内は沸き立った。

 

 

その後も高田選手は

ローキックを連発したりしていて、

それが武藤選手の膝付近に当たる度に、

僕は膝に爆弾を抱えている武藤選手が、

それが原因で負けてしまわないかと

ヒヤヒヤしていた。

 

 

そして今度は高田選手が

武藤選手にバックドロップを放ち、

すかさず得意の

腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けた。

 

僕は一瞬「まずい!」と思ったが、

なんとかロープに逃れた。

 

 

そしてその後も蹴りの連打を放つ

高田選手だったが、

 

ここで武藤選手がその蹴りを捕まえ、

ドラゴンスクリューを放った。

 

 

突然のドラゴンスクリューに、

膝がねじれて

ダウンした形になった高田選手は

声をあげながら苦痛の表情をしている。

 

その高田選手に武藤選手が素早く

足四の字固めを仕掛ける。

 

高田選手は苦痛の表情で悲鳴をあげている。

 

そして力を振り絞り、

なんとかロープに逃れたが、

ダメージは明らかだった。

 

 

それでも高田選手は、

その後、蹴りの連打などで、

またもや武藤選手からダウンを奪う。

 

そして高田選手が延髄斬りを放ち、

放ち終わった時の

寝た状態の高田選手の隙をついて、

武藤選手が素早くまた

足四の字固めを仕掛けた。

 

今度はリングの中央でがっちり決まっている。

 

これは逃げられない。

 

 

 

そしてついに、

 

16分16秒、高田選手がタップし、

足四の字固めにより、

武藤敬司選手が勝利した。

 

その瞬間東京ドームが壊れるんじゃないかと

思われるくらいの大歓声に包まれた。

 

僕も飛び上がって喜んでしまった。

 

 

正直なことを言うと、メインイベントは

もしかしたら負けるかも、

という不安がずっと頭にあったので、

この勝利はほんとに嬉しかった。

 

 

勝った瞬間に流れる

TRIUMPHもまた最高にかっこよかった。

 

 

勝った武藤選手にIWGPのベルトが授与され、

腰に巻いた。

 

そしてマイクを取って

 

「俺が、IWGPチャンピオンの武藤だー!!」

 

 

 

場内は大歓声。

 

 

 

結局全8試合が終了し、

新日本が5勝3敗で勝ち越した。

 

 

新日本の勝ち越しと、武藤選手の勝利、

会場内の最高の雰囲気の満喫。

 

これらのことで、

僕も最高の1日を過ごすことができた。

 

 

こうして2回目のプロレス観戦、

東京ドームでは初めてのプロレス観戦は

大満足して終了した。

 

 

試合が終わり、帰る時間であったが、

全観客が一気には外に出れないので

しばらく席に座っていた。

 

もっともまだドーム内にいて、

少しでも長くこの雰囲気を

味わっていたかった。

 

だが清掃係の方が

「場内は清掃に入りまーす、

ご退場願いまーす」と言いながら

近づいてきたので、

仕方なく僕と兄はドームを出た。

 

 

ドームの外では、

新日ファンと思われる人達が、

まだ興奮覚めあらぬ様子で、

なにやらそこら中で

大声を上げながら盛り上がっていた。

 

それを横目で見ながら

水道橋の駅に向かったが、

駅はありえないくらい人が大勢いて、

なんとか電車に乗れても、

後に社会人になって体験した

朝の通勤ラッシュよりも

強烈に押しつぶされて、

死ぬかと思ったほどの激混み電車に乗って

なんとか帰宅した。

 

 

この日のプロレス観戦は、

今でも僕の人生の中でもトップレベルに

印象に残っている出来事となっている。

 

東京ドームでの初めてのということも

印象に強く残っている理由かもしれないが、

やはり内容が一番の理由だろう。

 

後でわかったのだが、

この日の観客動員数は67000人で、

この当時の東京ドームのイベントの

観客動員数第1位となったらしい。

 

確かに席はぎっしりだったし、

あの大会の内容ならば

完全に納得のいく数字だった。

 

僕はまたこれをきっかけに

その後も東京ドームに限らず

新日本プロレスの試合を観に行くことが

多くなっていった。

 

それくらい生でのプロレス観戦のとりこに

尚更したのがこの10.9東京ドームだった。

 

僕の中での最高のプロレス興行は、

いまでもこの大会で揺るがない状態だ。