1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

観光よりもホテルに泊まる事が好きだった 後編

前回は旅行の初日の事を書いた。

 

楽しい1日目はあっという間に過ぎて、

翌2日目(というか最終日)。

 

 

朝、起床して朝食前に必ず

朝風呂に入りに大浴場に向かう。

これも毎回定番だった。

 

どうせ風呂に入るので

寝ぐせを直さないまま大浴場に行って、

朝風呂を堪能する。

 

露天風呂があるところや、屋内でも

温泉に浸かりながら外の景色が見える

ような大浴場があるホテルは最高だった。

 

朝日が差し込み、

海や山を眺めながら温泉に浸かり、

ものすごくさわやかな気分にさせてくれた。

 

 

朝風呂の後はいよいよ朝食だが、

当時でも朝食のみはバイキング形式

というホテルは幾つかあった。

 

部屋での朝食もこれもまた好きだった。

 

特に部屋での食事の場合、

おひつに入って運ばれてくる

白米がうまかった。

 

これはやはりその土地の

いいお米を使っているからなのだろうか?

 

それともこういう「旅行気分」という

雰囲気で食べるからなのか、

めちゃくちゃ美味しかった。

 

普段朝食といえば登校前に寝ぼけながら

義務的に口に入れるような感じで、

1膳食べるのがやっとだったが、

このときばかりは美味しくて、

ご飯を何杯もおかわりした。

 

母も同様に「ご飯が美味しい」と言って

何杯も食べていた。

 

ちなみに旅行の朝食の時に

母が毎回言っていた言葉

「今ここでいっぱい食べておきな、

それでお昼は抜きだよ」だった(笑)。

 

 

1泊だから朝食後は早くもチェックアウトの

準備をしなければならなかったのが

名残惜しかった。

 

「もう帰っちゃうのかぁ・・」と

後ろ髪を引かれながらフロントに向かうが、

その付近にあるお土産コーナーで、

お土産を買いたかった。

 

別にどうしてもお土産を渡したい友人が

いるわけでもなかったし、

今思えば自分用としても、

どうしても欲しいという商品は

なかったのだが、

なぜかホテルのお土産コーナーで

お土産を買うということも、

僕の中で「旅行」を感じさせる

大事な要素の一つになっていた。

 

だから親に無理を言って、

温泉饅頭などのお菓子を買ってもらった。

 

そうして名残惜しいながらに

ホテルを後にして、

帰り際に観光することもあったが、

たいていは観光もしないで

そのまま帰路につくといった感じだった。

 

このように1泊だけなのが名残惜しかったが、

僕はホテルに泊まれるだけで満足だった。

 

ちなみに父が旅行の時に出した条件が

 

  • 料金がそこまで高くない
  • 行き帰りが面倒なのであまり遠くない場所
  • 観光はあまりしない
  • 混むのが嫌いだから、帰る日はホテルを出たらなるべく早く帰路につく

 

 であった。

 

 

この条件を満たす場所を

僕はいつもガイドブックを見て探していた。

 

「あ、このホテルいいなぁ」と思っても、

料金を見て諦めたり、

場所が遠いからと父に却下されたりもしたが、

それでも僕が小学生、中1くらいまでは、

春休み、GW、夏休み、

と毎回旅行に連れて行ってくれた父には

今は感謝している。

 

当時子供だった僕は

当たり前の感覚になっていたので、

感謝の気持ちなど持っていなかったが、

今になって、色々思い出してみると、

うちの経済状況の中で、

豪華ではないとはいえ、

あれだけ色々な所に連れて行ってくれたこと、

特にこうして記事を書いていると

鮮明に思い出してきて、

より一層に父の凄さ、感謝の気持ちで

いっぱいになってくるものだ。

 

親父ありがとう。