1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

95年 伊東ホテルじゅらく 最終

 

dannjiki835.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

前回の続き

 

 

翌朝、僕は兄に起こされて目が覚めた。

 

 

「もう朝だぞ」

 

 

 

どうやら何度も呼び掛けたけど

なかなか起きなかったらしい。

 

やはり疲れちゃったのか、

ぐっすり眠ってしまったみたいだ。

 

 

さあ朝はもちろん朝風呂だ。

 

朝風呂といえば露天風呂がさわやかだ。

 

露天風呂があるホテルなら

迷わず朝には露天風呂に入る。

 

確かここのホテルの露天風呂は、

前日に入った大浴場とは

別の階にあったと思う。

 

その日は露天風呂のほうに

入りに向かった。

 

そこも屋内に浴槽が一つあり、

いきなり外に出て寒くないように

まずそこに浸かって体を温めてから

外に出て露天風呂に入る。

 

やはり朝の露天風呂はさわやかでいい。

 

寝ぼけていたのが

一気に目が覚める感じがした。

 

 

不思議とこのときは前日のような

強烈な脱力感は襲ってこなかった。

 

こっちの階の温泉は、

昨日の温泉と成分もしくは濃度が違うのか?

前日のようなことにはならずに済んだ。

 

 

風呂を出てポカポカしたまま

朝食の時間である。

 

前日と同じ場所で

またもやバイキング形式の食事だ。

 

この頃は夕食も朝食も両方

バイキング形式だった、

というのは初めての経験だった。

 

 

この時も好きな物を

手あたり次第取ってきて食べた。

 

普段は朝食を少ししか食べない僕も、

バイキング形式が嬉しくて、

おかずからデザートに至るまで食べまくった。

 

飲み物もジュースや牛乳なども飲んで

腹いっぱいになった。

 

 

朝食が終わって部屋に戻ると、

早くもチェックアウトの準備を

始めなければならない。

 

このへんが1泊旅行の寂しいところだ。

 

ギリギリまでホテルを堪能したくて、

チェックアウトギリギリまで

お土産コーナーで

お土産を買ってもらったりして過ごした。

 

 

そしてホテルを後にして、

すぐさま帰りの電車に乗りに駅に向かう。

 

伊東から熱海に行き、

そこで新幹線の乗車券を買う。

 

買った新幹線のきっぷの時間まで

まだ時間がある。

 

時間つぶしにどうするかということになり、

 

父親が「パチンコでもやるか」と言い出した。

 

おいおい旅行に来てパチンコかよ、

とツッコミを入れたくなったが、

結局パチンコをすることになり、

両親がパチンコをしているのを

僕と兄はずっと横に座って見ていながら

時間が過ぎるのを待った。

 

 

パチンコが終わっても

まだもう少し時間があったので、

茶店に行き、コーヒーやジュースを飲んで

待つことにした。

 

 

そうこうしているうちに新幹線の時間になり、

新幹線に乗車して熱海を出発。

 

この帰りの新幹線が

旅行の最後の最後の楽しみだ。

 

だが到着が近づくにつれ、切なくなってくる。

 

「もう旅行も終わっちゃうなぁ・・」

 

 

 

名残惜しいながらも旅行が終わり、

家に到着すると、僕はいつものように

さっそくホテルのランク付けをする。

 

この時泊まった伊東ホテルじゅらくは

僕がそれまで泊まったホテルの中では

かなり上位に来るくらい

素晴らしいホテルだったと思う。

 

父も同じようなことを言っており、

なかなかいいホテルだったと評価していた。

 

 

僕は、父がそう思ったなら、

また再び伊東ホテルじゅらくに

連れて行ってくれる日があるかも。

 

と、ひそかに期待を膨らましていた。