1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

95年 伊東ホテルじゅらく その2

 

dannjiki835.hatenablog.com

 

 

 

 

前回の続き

 

伊東ホテルじゅらくの大浴場は

なかなか広くて良かった。

 

1箇所だけではなく、

別の階?だったか露店風呂もあり、

僕の中でも高ポイントだった。

 

 

すっかり旅行気分を味わいながら

お風呂を満喫して、

 ポカポカしながら風呂を出る。

 

 

 

大浴場を出たところに

ドリンクが無料で飲めるコーナーがあって、

ジュースをもらった。

 

緑色の緑茶みたいな見た目で

何のジュースだかわからないが

甘くて美味しい。

 

風呂上りに冷たくて甘いジュースが

とても美味しく、体に染みた。

 

親たちは一足先に部屋に戻っていたため、

一人でジュースを堪能し、

飲み終えると、僕は部屋に向かった。

 

 

 

そこで僕は自分の体の異変に気が付く。

 

 

 

身体がだるい、物凄くだるい・・

 

 

思えば風呂からあがったときに

すでになんだか脱力感を感じていたが、

それがこの時にはより顕著になっていた。

 

どれくらいだるいかというと、

歩くのもしんどいくらい。

 

それでもなんとか頑張って

歩いて部屋に向かう。

 

その時の大浴場から部屋までの道のりは

果てしなく長い距離に感じた。

 

途中でベンチが置いてある場所を発見し、

一休みする。

 

休んでもなかなか立ち上がる気になれず、

しばらくそこに座っていた。

 

なんとか決心してまた立ち上がって歩き出す。

 

さっきまであれほど元気に

動き回っていたのに、どうしたんだろう??

 

 

冗談抜きでこれは辛かった。

 

途中壁に掴まりながら

なんとか部屋まで辿り着いた。

 

 

親にこのことを話すと、

「温泉のせいではないか?」とのこと。

 

両親や兄も多少だるくなったとのこと。

 

しかし僕はそれがあまりにも顕著で、

歩くのもしんどくなるほどの

脱力感に見舞われたのだ。

 

 

後年色々な人にこの話をすると、

たいていは「ああ、それは温泉の効能だよ」

と言っていた。

 

あるときは数々の温泉を渡り歩いている

とある知人にこの話をしたら

「あ~それは正真正銘本物の温泉だ」と、

やはり温泉の効能だという。

 

それでも僕だけ症状が顕著だったのは

個人差があるからか?

 

幼い体だったから効きすぎたのか?

 

いままでも温泉に入ったことはあったが、

こんなにも入った後に脱力感を感じたのは

後にも先にもこの伊東ホテルじゅらくの

大浴場だけである。

 

このじゅらくの温泉は

特別濃度が濃いのだろうか?

 

とにかく特別な温泉なのは間違いなさそうだ。

 

 

 

じゅらくの温泉恐るべし・・

 

 

 

このことから数々の温泉の記憶の中でも、

伊東ホテルじゅらくの温泉が今でも

一番印象に残っている。

 

 

 

風呂から出たらいよいよ食事だ。

 

その時にはなんとか脱力感もだいぶ取れ、

ほぼ普通の状態に戻っていた。

 

 

このホテルの夕食はバイキング形式だった。

 

この当時、色々なホテルに宿泊したが、

当時は朝食はバイキング形式、

というホテルは幾つかあったが、

夕食も朝食も両方バイキング形式

というホテルは珍しかった。

 

 

やはり子供だったため、

自分で好きな物を好きなだけ取ってこれる

という形式が楽しく、

この形式が嬉しかった。

 

 

絨毯張りの広くて綺麗な会場に入り、

色とりどりの料理が並ぶ中、

とにかく美味しそうだなぁと思ったものを

手あたり次第取ってきては食べまくる。

 

飲み物も選び放題。

 

デザートまで好きなだけ食べて大満足だった。

 

 

食事を大満喫して部屋に戻った後は、

再びゲームコーナーに行き、

ゲームを楽しんだ。

 

 

あっという間に夜が更けていき、

ベッドに入ると、

楽しくてはしゃぎすぎたせいか、

はたまた先ほどの強烈な温泉で

疲れたせいか、

あっという間に眠ってしまった。

 

 

続く