1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

小学校の卒業式の思い出

昨日は小学校で

卒業式が行われたところが多かったようだ。

 

卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。

 

 

僕の小学校の卒業式は

遠い昔の記憶なのだが、

 

この時期になると今でも思い出す。

 

 

卒業式といえば、3月に入った頃から

卒業式の練習が始まるのだが、

 

僕は小学校の卒業式の練習が好きだった。

 

なぜかと問われると

なかなか答えられないのだが、

 

なんというか、

あの雰囲気がなんとなく好きなのだ。

 

 僕は卒業式の練習が楽しみだった。

授業をやらなくていいということと、

練習そのものが好きだったので、

いつも楽しんで練習していた。

 

歌を歌う時も、自然と大きな声で歌っていた。

 

 

それを見た担任の先生が、

「みんな××君のように

大きな口を開けて歌いなさい。」

 

××君の姿勢を見習いなさい。」

などと褒めてくれた。

 

僕は別に意識してそうしていたわけでは

なかったのだが、

 

やはり卒業式の練習が大好き、

という気持ちが、自然とそういう所に

表れていたのかもしれない。

 

 

しかし、幼い頃から緊張しやすい僕。

 

練習はいいのだが、いざ本番の日。

 

緊張はしていないつもりだったが、

やはり心のどこかに緊張感があったのか、

なんとか朝ごはんを食べたのだが、

着替えて、いよいよ出発という時に、

吐き気がして嘔吐してしまった。

 

こういうことが今までも

ちょくちょく起こっていたため、

これを見た両親も

「またか・・、まったくお前は・・」、

と呆れていた。

 

 

吐いた後は少し楽になって、

そのまま学校に出発した。

 

 

その日は雨がパラついていた。

 

小学生の頃は、

いつも行事が雨ばかりだったので、

なんとなく予想はしていたが、

「やっぱりな・・」と、

ちょっと気持ちが落ちた。

 

 

学校に着いて教室に入り、

友達と談笑して写真を撮ったりして

卒業式の開始の時間まで楽しんだ。

 

 

そして式が始まり、

 

5年生の演奏で「威風堂々」の曲の中入場し、

着席する。

 

いつもの練習の時とは違った雰囲気、

母親達の化粧品の匂いで充満している体育館を

見渡し、「ああ、これが最後なんだな」と、

だんだん実感が湧いてきた。

 

 

まず国歌斉唱、その後に校長先生の祝辞、

続いて来賓の方達の祝辞(これが長い)、

 

その後に一人ずつ檀上に上がって

卒業証書授与。

 

それが終わって、卒業生と在校生での

送別の言葉。

 

その後に「仰げば尊し」や「蛍の光」や

「門出の歌」、「はばたけ鳥」

などの歌を歌い、最後に校歌を歌って終了

という流れであった。

 

式が終わって1度教室に戻り、

 

雨のため本来やる予定だった

風船飛ばしは中止になったので、

また再び体育館に集まって、

父兄さん達と一緒に卒業写真の撮影、

そして終了、ということだったが、

 

やはり子供だったため、

今までのことが走馬灯のように蘇り、

感極まって泣いた、

なんてことは一切なかった。

 

その時は本当にそんな感情はなかったのだが、

 

その後大人になってからは、

毎年3月になるとこの小学校の

卒業シーズンを思い出す。

 

中学校の時のことも思い出すには思い出すが、

圧倒的に小学校の卒業シーズンのほうが

多く思い出す。

 

やはり小学校が一番楽しい思い出が

多かったのもあるし、

 

無邪気で色々なことを素直に楽しめた

あの頃を、きっと懐かしんでいるのだろう。

 

大人になってから気が付く

とても大事なこともあるのだ。