ドラクエとの出会い 前編
国民的RPG、
いや国民的ゲームといっても過言ではない。
ゲームをやる人なら
知らない人はいないだろう。
僕もドラクエが大好きで、
ドラクエシリーズは色々やった。
そのドラクエシリーズとの
最初の出会いだったのが、
といっても出会ったのが
ドラクエ３の発売から
数年はすでに経っていた頃。
当時まだ小学校低学年で、
ファミコンソフトや
すでにスーパーファミコンソフトも
色々やっていたが、僕はRPGというものを
やったことがなかった。
それまでも知人の家で
ドラクエ３を見たことが
あったにはあったが、
その時は特別興味が湧かなかった。
しかしそこから少し成長した頃、
なんとなくRPGというものを
やってみようという気になった。
なぜだかはわからないが
不思議とそんな気になったのだ。
だが、いざRPGをやってみようといっても、
どのゲームを選んでいいかがわからない。
ちょうどその時に、近所の大きな公園で
フリーマーケットが開催されていた。
その中に、ファミコンソフトを
ズラリと並べ、
まるでファミコンショップかのように
物凄い量のファミコンソフトを
箱付きで出店している人がいた。
ファミコン大好きな僕は
その光景を見るとさっそく興味が湧き、
色々なソフトを拝見していた。
パッケージの裏面を見て、
なんかいいゲームがないかと見ていると、
というソフトが目に入った。
そのソフトのパッケージの裏には、
このゲームの戦闘シーンなどが載っていて、
見るからに「ＲＰＧ」という感じがした。
よし、このゲームを買ってみようと思い、
思い切って購入した。
家に帰って、さっそく箱を開け、
中にあった説明書を見ると、
なんとなくＲＰＧの冒険という
ゲームだということがわかってワクワクした。
余談だが、このファミコンソフトを
箱付き説明書付きであれだけの量を
ズラリと並べて販売するなんて、
ものすごい出展者だったんだなと
今でも思う。
しかも中古でも
新品とそんなに遜色ない美品だ。
今だとかなりの値打ちがあるんじゃないかと
思ってしまう。
話が逸れたが、さっそく僕はプレイしてみた。
しかし、RPGをまったく知らなかった
初心者の小学生では、
ディープダンジョン４は敷居が高すぎたか、
プレイし始めても何をどうすればいいのかが
まったくわからない。
町の中をウロウロしたり、
外に出て敵と戦ったりはしていたが、
どう進めていいのかもわからず、
すぐに投げ出してしまった。
その時にやっぱりRPGはやめとこう、
と一旦は思った。
しかし数日経つと
やっぱりなんかやってみたい。
そこで思い出しだのが、
以前知人宅で見たドラクエ３のこと。
確か見た感じだとあれのほうが簡単そうだ。
そう思った僕は、ドラクエが欲しくなった。
誕生日やお年玉でもらったお金を
ひっぱり出してきて、
僕は地元のデパートにある
ゲームショップに向かった。
お店のショーウインドウに並べられた
ゲームの中で、まず見つけたのがドラクエ４。
もうこの時はすでにドラクエ４が
世に出ていた頃だった。
ただそんなに発売されてからは
間が経っていなかったのか、
値段が8000円以上した。
これにしようかと思ったが
値段を見て止まってしまった。
じゃあ４がだめなら、
あの時知人宅で見たのと同じ
ドラクエ３はどうだ？
と探していると、あった。
価格は6000円ちょっとで売られていた。
まぁ、このくらいならいいか・・
と思いドラクエ３を購入することを決めた。
今から思うとこの時代はまだ
新品のドラクエ３がゲームショップや
おもちゃ屋で売られてたんだなぁと思った。
でもこの時くらいが最後なのかな？
これより少し後になると
もうドラクエ３は中古ゲーム屋さんでしか
お目にかかれなくなっていたから。
それはともかくドラクエ３を購入し、
自宅に帰って、箱の中の説明書を見ると
なんとかできそうな気がしてきた。
よし、やってみるか、と、
さっそくプレイしてみた。
続く
