1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

プロレスラー武藤敬司選手の入場曲 その2

 

前回書いた通り、

1995年の9月の横浜アリーナでの試合から

武藤選手の入場曲が

HOLD OUTから

トライアンフという曲に変わった。

 

 

dannjiki835.hatenablog.com

 

 

 

この年の10月9日の東京ドームでの

UWFインターナショナルとの対抗戦で

武藤選手の入場時のHOLD OUTで

大ムトウコールを期待していた僕は、

すっかり意気消沈してしまっていた。

 

このトライアンフという曲は、

曲調がHOLD OUTよりも

ゆっくりなテンポで、

なによりも、ムトウコールがしずらい、

という印象を強く受けたのを

鮮明に覚えている。

 

これでは対抗戦の時に

ムトウコールができない。

 

それにコスチュームも

Tシャツからガウンに変わってしまったので、

入場のリングインの際の

Tシャツをめくりあげて、

金色に光るIWGP

チャンピオンベルトを見せる

あのパフォーマンスも、

もう見られなくなってしまった。

 

対抗戦の試合以外にも

そういった楽しみにしていた要素

いくつかあったので、

それが対抗戦の直前に

いくつか無くなってしまったのが

非常に残念だった。

 

 

ところがだ、

 

 

このトライアンフという曲、

最初こそ違和感があったが、

だんだん聴いているうちに

悪くない、いやむしろかっこいい、

という感情に少しずつ変わってきた。

 

もちろんHOLD OUTにはかなわないが、

これもアリかもな、

という心境の変化があった。

 

そしてそんな感情のまま

10月9日の新日本プロレス

UWFインターナショナルの

全面対抗戦当日を迎える。

 

そしてこの対抗戦の日を境に、

このトライアンフという曲に対する感情が

一気に変わる。

 

当日、試合は予想通り大盛り上がり。

 

第一試合から異常な盛り上がりを見せ、

あっという間にメインイベントまで進む。

 

さあいよいよ武藤選手と高田選手の対決だ。

 

そしていよいよ武藤選手の入場だ。

 

東京ドームにトライアンフが流れる。

 

ボルテージは最高潮。

 

予想通りムトウコールは出なかったが、

武藤選手のいでたちと、この曲が

最高にマッチしている事に気が付いた。

 

 

かっこいい。

 

HOLD OUT以上に

IWGP王者、いわば新日本プロレスの大将

という風格が感じられ、

そしてコスチュームのガウンから見える

金色に輝くIWGPのチャンピオンベルト。

 

まさしく王者、その王者にこの上ないくらい

ふさわしい曲だと思った。

 

試合は激戦の末、武藤選手が勝利し、

会場内がこれ以上ないほどの大歓声の中、

再びトライアンフが流れる。

このタイミングでのトライアンフ

絶妙なマッチングで最高だった。

 

僕は会場内のファンと同様、

テンションマックスで興奮しまくった。

 

この日から僕のトライアンフに対する評価が

一気に上がった。

 

もうIWGP王者の武藤選手には

欠かすことのできない曲にすら思えた。

 

この日の新日本プロレス

UWFインターナショナル

前面対抗戦というイベント自体が

神がかった素晴らしい大会で、

95年10月9日はプロレス史に残る日

となったわけだが、この武藤選手の

トライアンフという曲での神入場も、

その要因の一つではないかと

僕は個人的に思っている。

 

そのくらい大きな影響を残したのだ。

 

 

続く