1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

プロレスラー武藤敬司選手の入場曲 その1

 

プロレスラーの武藤敬司選手。

 

この武藤選手の入場曲で

かつて使っていたHOLDOUTという曲と

トライアンフという曲がある。

 

言うまでもないがプロレスの試合では、

選手の入場の際に音楽が鳴り響き、

その曲の中で選手が入場してくる。

 

武藤選手も今までに

いくつもの入場曲を使って来た。

その中で特に

HOLDOUTトライアンフ

僕はこの2曲には

数えきれないくらい鳥肌が立った。

 

その当時の武藤選手の名勝負も相成って

尚更印象は強烈に残っている。

 

まず僕がプロレスに興味を持った時に

武藤選手が使っていたテーマ曲がHOLDOUT。

 

この曲を兄が持っていたCDで聴いたことが

僕をプロレスに夢中にさせる

最初のきっかけだったといっても

過言ではない。

 

この曲は出だしからかっこいいし、

テンションが上がる。

 

それに、当時の武藤選手のいでたちと、

ファイトスタイルが、この曲にぴったり

マッチしている感じがして、

そしてさらに当時の新日本プロレス

実況アナウンサー、

辻よしなりさんの名実況が合わさって、

当時の武藤選手の入場は神がかっている。

 

曲調も武藤コールが出しやすいテンポなので、

当時は試合会場でこの曲がかかると、

武藤コールが起こる。

 

だから今でもこの曲を聴くと、

自然と試合会場の

「ム・ト・ウ!  ム・ト・ウ!」

というコールが脳内で

聞こえてくる気がしてしまう。

 

よくこの曲を聴いて浮かんで来る場面は、

武藤選手が1995年に、

第17代IWGPヘビー級チャンピオンに

君臨していた頃の、

IWGPヘビー級選手権試合での入場シーンだ。

 

会場内に大ムトウコールが響き渡る中、

上半身にTシャツを着ての入場。

 

その下にはIWGPのチャンピオンベルトを

巻いているのだが、

まだTシャツで隠れていて見えない。

 

そして挑戦者がすでに待つリングに

上がる際にゆっくりとTシャツをまくり上げて

金色に光るベルトが姿を現す。

その姿がこの曲と相まって、

しびれるくらいかっこいい。

 

そしてちょうどその頃に、

新日本プロレスが、高田延彦選手率いる

UWFインターナショナルとの

全面対抗戦を行うことになった。

 

他団体との対抗戦に

ファンの関心も最高潮になった。

 

僕も新日本プロレスファンとして、

他団体との戦いに燃えていた。

 

試合は1995年10月9日に

東京ドームで行われることが決定。

 

メインはもちろん

IWGPヘビー級チャンピオンである

武藤敬司選手と、

UWFインターナショナルの総帥

高田延彦選手に決定。

 

僕はどうしてもテレビで見るよりも

会場内でリアルタイムで観たくて、

すぐさま親に頼んでチケットを

兄の分と2枚買ってもらい、

観に行くことが決定した。

 

 

当日が近づくにつれ、

両団体の選手のにらみ合いなどが

ますますヒートアップし、

全面対抗戦の雰囲気は

どんどん盛り上がろうとしていた。

 

僕も全面対抗戦という

普段の試合以上に関心が高かったことと、

その時に初めて東京ドームで

プロレスを観るという二つの楽しみに、

当日が待ち遠しくて仕方がなかった。

 

当日は武藤選手の入場時に

物凄い爆音の大ムトウコール

東京ドームに鳴り響くに違いない。

僕もありったけの大声で

ムトウコールをしよう。

僕はこれが猛烈に楽しみだった。

 

 

ところが!!

 

 

10月9日の決選を前に、

9月に横浜アリーナでの試合があった。

 

その時の武藤選手の入場。

 

しかし聞き覚えのない曲が響き渡った。

 

なんとなんと、この日から武藤選手の入場曲は

今までのHOLDOUTではなく

トライアンフという曲に変わってしまった。

 

 

なんてことだ・・

あれだけ東京ドームでの

HOLDOUTを聴くのを楽しみにして、

きっと対抗戦という大盛り上がりの雰囲気で、

メインイベントという最高のボルテージの中、

入場曲HOLDOUTのムトウコールは、

いまだかつてないほどの

大きい歓声になるだろうと

最高潮に期待していたのに・・

 

しかも入場時のコスチュームもTシャツ姿から

背中に羽根のついたガウンに変わっていて、

僕の好きだったリングインの際に

TシャツをめくってIWGP

チャンピオンベルトを見せるパフォーマンスも

見られなくなってしまった。

 

一気にテンションが下がり、

すっかりトライアンフという曲に

意気消沈してしまった僕。

 

しかし、後にこのトライアンフという曲が、

この時の感情とは信じられないくらい

見方が変わって、僕にとって

忘れられない曲になる。

 

 

続く