1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

ドラクエⅥの発売の思い出 前編

 

昨日は12月9日。

 

12月9日といっても何の日だ?

と思う人がほとんどだと思う。

 

でも僕は個人的に

特別思い入れのある日なのだ。

 

 

12月9日といえば、

僕は今でも忘れられない思い出、

ドラクエの発売の日なのだ。

 

 

僕はドラクエシリーズは大好きだけれど、

その中でゲーム内容でが好きだから

という理由で発売日が

印象に残っているわけではない。

 

内容は別として、このⅥの発売日が、

ドラクエシリーズの発売日の記憶では

一番強く残っているのだ。

 

それは発売日まで色々な事で

待ち遠しくてワクワクしていたからだと

自分では思っている。

 

まずこのドラクエⅥの事を最初に知ったのは、

発売の前年である1994年の

秋くらいだっただろうか、

当時愛読していた

少年ジャンプの広告のページに

新作のドラゴンクエスト

「Ⅵ」がゲーム画面の写真付きで

掲載されていたのを見た時だ。

 

その時に何か僕の中で衝撃が走ったのだ。

 

まず思ったのが、登場人物がかっこいい。

 

特に主人公がかっこよく見えた。

 

当時ドラゴンボールが大好きだった僕は、

ドラゴンボールの作者である

鳥山明先生が手掛ける

ドラクエシリーズのキャラクターが、

ドラゴンボールのキャラクターに

似ていて好きだった。

 

そしてこのドラクエⅥの主人公も、

髪型がスーパーサイヤ人のような感じで、

もの凄くかっこよく見えた。

 

そしてゲーム画面の写真を見ると、

戦闘シーンやフィールドの場面や

町や城の場面のグラフィックが

前作のⅤを大きく上回って、

すごく魅力的に見えた。

 

その広告を見て衝撃を受けた僕は、

もうその時からドラクエⅥに魅了され、

もう今すぐにでも欲しくなった。

 

僕はすぐさま発売日はいつなのか、

発売日の欄を見た。

 

すると発売日は『未定』とされていた。

 

 

未定・・

 

 

なんだ、まだわからないのか・・

 

 

最初に見た情報で一気に魅了されて

テンションが上がっていた僕は

ショックを受けた。

 

冷静に考えれば、まだこの時点では

発売日が未定なのも

仕方ない時期ではあったのだが、

この時はそれがショックに感じるほど

初見で魅了されていたのだ。

 

 

それからは、毎週少年ジャンプを買う度に、

広告欄にドラクエⅥの情報が出ていないか

くまなく確認した。

 

さらにそれだけでは物足りず、

ファミ通やその他ゲーム関連の雑誌を見て、

ドラクエⅥの情報が載っていたら

即効で買うようにしていた。

 

 

そんな感じで、発売が待ち遠しかったが、

時が流れても、相変わらず発売日は

「未定」のままが続き、

なかなか発売日が決定しなかった。

 

僕はといえば、もう絶対に発売日に買おうと

決めていたため、まずは買うための

お金の準備をしようと決めた。

 

 

当時もらっていた月2000円の

お小遣いの中から、

1000円分は毎月ドラクエのために

貯めておくことにした。

 

使いたいと思っても、ドラクエⅥのためだ、

と、固く決意して、絶対に1000円分は

ドラクエⅥのために貯金箱に入れていた。

 

もっと貯金できる時は1000円以上貯金した。

 

 

僕はこれをドラクエ貯金と自分で呼んでいた。

 

 

そしてさらに時が流れ、

少年ジャンプでもゲーム雑誌でも、

ドラクエⅥの情報が以前よりも多く、

しかも精細に掲載されるようになった頃に、

ようやく発売日が掲載された。

 

それは、1995年12月9日だという。

 

 

12月9日か、よし、わかった!

 

すでにドラクエ貯金も

10000円近くまで溜まっていた。

 

でも一応前作のドラクエⅤを

買いに行った時の

近所のゲームショップで、

1万円超えの値段が

付けられていた経験を思い出し、

念のため、12000円まで溜まるように

貯金を続けた。

 

dannjiki835.hatenablog.com

 

 

 

そして1995年の12月に入り、

ドラクエⅥ発売日まで

あと1週間ほどとなった。

 

この1週間が、

特に当日を意識してしまうためか、

もの凄く長く感じてしまっていた。

 

何というか、時間の経ち方が

異常に遅く感じるのだ。

 

果てしなく長い時間を感じながら、

1日1日発売日が近づいてきた。

 

そして12月8日、発売日前日。

 

もう目前に迫った発売日。

 

もう明日、待ちに待った

ドラクエⅥが手に入るんだ。

 

 

この日学校で、とある同級生のS君が、

ドラクエⅥを町内のゲームショップで

予約してあるのだけれど、

そのゲームショップの人と知り合いで、

特別に前日にドラクエⅥを

売ってもらえるんだ、ということを

S君が自慢気にまわりに話していた。

 

それを聞いた僕は

「いいなぁ、もう今日手に入るのかぁ・・」

 

と、羨ましかった。

 

僕もドラクエⅥは、近所のゲームショップに

すでに予約していた。

 

しかしS君がドラクエⅥを買う

ゲームショップは、同じ町内ながら

僕が予約したゲームショップとは

違う店だった。

 

僕もS君の前日購入の件を

もっと前から知っていれば

僕もそのお店で前日に売ってもらえないか

お店の人に交渉していたかもしれない。

 

 

その日の放課後、

僕はたまたま用事があって

学校から帰るとすぐに自転車で出かけた。

 

すると行く途中で、

S君が他の同級生数人とぞろぞろ歩いていた。

 

話かけると、たった今、

ゲームショップに行って

ドラクエⅥを購入してきたとのこと。

 

真新しいドラクエⅥを見せてくれて、

その中の説明書を同級生数人と

読みながら帰る途中だったらしい。

 

僕はますます羨ましくなったが、

 

「仕方ない、たった1日違うだけだ、

明日になれば確実に手に入るんだから」

 

と、冷静になるように自分に言い聞かせた。

 

 

そして夜になり、寝る時間になって、

僕は布団に入っても

枕元の電気スタンドの明かりをつけて、

ドラクエⅥ関連の記事が載っている

ファミ通やら少年ジャンプなどを

ひたすら読んでいた。

 

「いよいよ明日だ・・」と、思いながら、

明日は朝一番の店のオープンと共に

買いに行こうと決めた。

 

 

そして翌日、1995年12月9日

ついに発売日を迎えた。

 

 

続く