僕の筋トレ遍歴 9 体重を増やす目的のプロテインを飲んでみた
前回のあらすじ
新天地のスポーツクラブのジムに
通い始め、その設備に満足して、
僕は喜んで通い続けた。
ただ一つ、僕が選択した一番安いコースは
平日17時までのコースだったので、
当時学校が終わってジムに行くと、
すでに16時頃になるので、
トレーニング時間が約１時間ほどしかなく、
種目を厳選し、短時間で済ますように
忙しくこなさなければならないのが
大変だった。
しかしそれから少し経った頃、
そんなトレーニング時間に
四苦八苦していた僕に朗報が訪れる。
このスポーツクラブのコースに
新たなコースが加えられたのだ。
それは平日の13時から18時まで
という5時間だけの限定で、
月3000円というさらに安い会費で利用できる
というコースが新たに加えられた。
これは毎月6000円という会費に
悩まされていた僕には朗報だった。
3000円なら嬉しい。
しかもこれまでは17時までで、
１時間ほどしか居られなかったのが、
18時までとなったことで、１時間多く、
つまり２時間ほどはジムに居ることが出来る。
これでトレーニングも
余裕ができるということで、
これも嬉しかった。
僕はこの一番安い3000円のコースに
変更することにすぐさま決めた。
この当時行っていたトレーニングの部位は、
胸、肩、背中、二頭、三頭、脚。
全部同じ割合で鍛えていたわけではなく、
大胸筋が割合多く、脚が割合少なかった。
どうしてもまだ大胸筋に意識が集中して
脚がおろそかになってしまうところが、
初心者っぽいといえば初心者ぽかった。
そのせいか、またもや上半身は筋肉が付いて、
見た目にも変化が出ているのに、
体重が増えずに、
相変わらず51kgくらいだった。
体重も増やしたいと思っていた僕は、
この頃、プロテインにも種類があって、
主に体重を増やすことを
目的として作られたプロテインがあることを
知った。
飲んでいたのだけれど、
同じウイダーでも、
体重を増やすためのプロテインが
売られていることに気が付いた。
タンパク質が少な目で、
その分、糖質が多く含まれているという、
ウエイトゲイナーのようなプロテインだ。
さっそくプロテインをこっちに変え、
その日から飲んでみることにした。
やはり糖質が多いプロテインということで、
甘みが強かった。
牛乳に溶かして飲むと
ジュースのようで美味しかった。
それを飲む事と、トレーニングを続ける事、
もちろん普段の食事も、
可能な限りたくさん食べるようにして、
なんとか体重を増やそうとしていた。
それから少し経つと、２kgくらい増えて、
53kgにまでになった。
たいした増加じゃないけど、
自分では嬉しかった。
普通は２kgくらいは
たいした増量ではないが、
やはり体重90kgくらいある人が
２kg増えるのと、
50kgくらいの人が2kg増えるのは
全然感覚が違う。
50kgそこそこの人の２kg増は大きい。
僕も53kgになると
見た目でも少し変わった感じがしていた。
そんなこんなで一旦は喜んだのだが、
それも長くは続かなかった。
というのも、僕は昔から胃腸が弱いのか、
食事でも多い量の食事を続けていたり、
こういうプロテインなんかも
飲み続けていたりすると、
そのうちに、
たいてい胃の調子が悪くなってきていた。
胃が重たくなったり、
食欲も落ちてきてしまったり、
口内炎ができたり、
それでも大食やプロテインなどを
飲み続けていると、
口内炎はかなり激痛にまで悪化したり、
胃の調子も、最悪吐き気までしてきて
とても食事どころではなくなってしまう
状況になることが多かった。
そうなると、回復するまで食事を節制し、
プロテインなども飲むのを一旦止め、
胃の調子が良くなるまで
回復に専念しなくてはならない。
そうして胃の調子がなんとか回復する頃には、
増えた体重が減って、
元通りになってしまっている、
というパターンがほとんどだった。
この時も増えた2kgは
あっという間にチャラになって
51kgに戻ってしまった。
その後もザバスのウエイトアップという、
同じく体重を増やすプロテインを発見し、
これまた喜んで購入し、飲み始めたのだが、
やはり先に述べた通り、
増えたと思ったら胃の調子が悪くなり、
回復に専念している間に
またもや戻ってしまうということを、
何度も繰り返していた。
結局こんな感じだから、
体重はほとんど増えなかった。
それでもトレーニングは日々続けていった。
一応筋力は増えていっているし、
体自体もまた僅かずつだけど
変わっていってるし、
なによりトレーニングが爽快だった。
続く
