1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

自律神経失調症と診断された小学生時代 その3

 

 

前回の記事では

とある大きな病院で

自律神経失調症と診断が下されて

精神的なものからくる病気

ということが判明した

というところまで書いた。

 

dannjiki835.hatenablog.com

 

 

 

 やはり宿泊学習の前日や

当日に体調を崩して不快症状が出たのも、

すべて精神的なものからくるものだったのか。

 

 

食事を作りに来てくれている祖母に

そのことを伝えると、

自律神経失調症

あらあら子供がそれじゃあしょうがないねぇ」

と言っていたが、まさにその通りだと思った。

 

僕はまわりの同級生が無邪気に、

子供らしく楽しんでいるのに、

僕だけが不安になり、緊張し、

どんよりと苦しんでいる

 

そんな自分に情けなくなったと同時に、

なぜ俺だけ・・

という劣等感でいっぱいだった。

 

 

その後、母が退院してきて、

うちら家族の日常も

元に戻ったかのように思えたが、

僕の自律神経失調症はそのままだった。

 

学校でも家でも

度々気分が悪くなる僕に対して

母もうんざりした様子で呆れていた。

 

僕が何か不満をかかえていることで

ふてくされていると勘違いした母に

「あんた何が不満なのよ!!」

と怒鳴られたこともあった。

 

まわりの子供と全然違う様子の僕に対して、

「もっとみんなみたいに無邪気で

子供らしくなりなさいよ」

と僕に訴えるようにも言って来た。

 

でもまったくその通りだった。

 

前述の宿泊学習だって、

みんなは楽しみにしていて、

その宿泊学習の時の様子を

ビデオで見たことがあるが、

みんな嬉しくて大はしゃぎで騒いでいた。

食事の時間も、みんな楽しそうに食べていた。

 

行く前から不安で震えていた僕とは大違いだ。

 

でも大違いだけど、

みんなのほうが普通なんだなと思った。

 

それこそ子供らしい行動というか反応だ。

 

僕が異常だったのだ。

 

みんはな普通、僕はマイナス、

普通にもなれなかった。

 

そう、言わばゼロにもなれなかった子供、

それが僕だ。

 

体型のコンプレックスに加え、

そういった新たな劣等感もかかえながら

ぼくは小学生時代を過ごした。

 

その後自律神経失調症という

精神からくるものだとわかった父は、

僕が具合悪いことを訴える度にキレていた。

「なーんだよ・・またかよお前!」

「精神的なものだよ!!」

と、怒鳴りつけられたりもした。

 

要するに父は

精神的なものだ、病気じゃねえだろ、

と言いたかったようだ。

 

しかし、僕本人は

「なぁーんだ精神的か、病気じゃないのか、

じゃあ安心だ」

 

などと呑気にできる状態ではなかった。

 

たぶん自律神経失調症で苦しんでいる人なら

わかると思うが、ほんとに辛いのだ。

 

傍から見ている人には

辛さが伝わりにくいのかもしれないが、

僕は冗談ではなくほんとに苦しんでした。

 

決して誇張して

症状を伝えているつもりもなかった。

 

精神的な病だから、楽しいことをすれば

すぐ治るんだろうと思っていた父は、

僕に中古のファミコンソフトを

買ってくれたりもした。

 

だがそういう問題ではない。

行為はありがたいが、

「こうやって楽しませればすぐ治るだろう」

と思っていた父のように、

そう簡単には改善できるものではない。

 

なので当然だが、だからといって

僕の症状が良くなったわけではなく、

家で肩身の狭い思いをしながら

過ごす日々が続いた。

 

このようにどん底は小学5年生の時だったが、

その後6年生になっても

まだそういうことが度々あったし、

中学1年くらいまでは辛かった。

 

それ以降もそこまでではなくなったとはいえ、

時々そういった片鱗を見せることはあった。

 

ほんとに単純なことや、くだらない事に

過剰に不安を感じてしまったり、

そしてそれが原因で

不快症状が出てしまったり、

今でも感じることはある。

 

その都度に自分の運命を憎むと同時に

普通である他の人のことを

羨ましく思ってしまい、

普通にも成れていない自分を

疑問に思ってしまう僕がいる。