1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

なぜか少年野球チームに入った小学生時代

 

僕は小学2年生の時に

地元の少年野球チームに入った。

 

兄がすでに入っていたこともあり、

チームメンバーの顔触れも知っていた。

 

もともと兄がこのチームに入ってからは、

うちの母がこのチームのために

色々奮闘して貢献していた。

 

子供たちに練習後に飲ますドリンクや

お菓子なども買ってきたり、

合宿があると母もチームと共に参加して、

手伝いをしていた。

 

その合宿に僕も連れていかれて、

寝泊りしたこともあった。

 

そういうこともあって、

選手達のことはよく知っていたのだが、

ある時、僕の学校のクラスメイトの男の子が

野球をやりたくて、

野球チームを探しているとの話を聞きつけた。

 

それを母に伝えると、

母がその子の母親と連絡をとり、

「じゃあウチの子の入ってるチームの

練習を見においでよ」

ということになった。

 

そして次の練習の時に、グラウンドに

その子とその子の母親が見学に来た。

 

そのクラスメイトは夢中で

野球の練習を見ていた。

 

そして練習が終わった時に

僕の母がその子に「どう?チームに入る?」

と訊くと、その子は「うん!」と、即答した。

 

 

その瞬間だ、

 

「僕も入る!」

 

と僕は言い放った。

 

 

これ、これである。

 

 

当たり前だが、この一言でこの野球チームに

入ることが決定したわけだが、

後から考えても、なぜこの時に

こんなことを言ってしまったのだろうと、

ずーっと疑問に思っている。

 

僕は今でこそ野球は好きだが、

この時は野球が特別好きだったわけではない。

運動したかったわけでもない。

チームのみんなと

仲良くなりたかったわけでもない。

 

なのに「入る」と言い放ってしまった・・・

 

なんとなくの勢いだったのだろうか?

 

そのクラスメイトが入ると

即答したのに対して、

何か負けず嫌いの感情が、

対抗心でもあおりたてたのか?

未だにあの時の感情はよく覚えていない。

 

その後当然チームメイトとして

練習に参加する日々が始まったのだが、

もともと好きで入ったわけではなかったので、

いまいち気は乗らないし、楽しくはなかった。

 

このチームの練習時間は、

日の短い季節は1回に2時間、

日の長い季節、それと土曜日は4時間だった。

 

僕は練習の度に

いつも考えていることは同じだった。

 

「早く終わらないかな~」

 

僕が気にするのはひたすら時計の針。

 

その時計の針をちょこちょこと

何度も見るたびに、あと50分、

あと40分、あと30分というふうに

カウントダウンをしているのが

ほとんどだった。

 

 

練習はだいたい週に2回あり、

さらにもう1回は公式の試合

もしくは練習試合があり、

週に3回は野球だった。

それに土日も毎週潰れる。

土曜は練習の日だし、

日曜が試合の日、それも朝早くからで、

試合が終わっても

その後に色々雑務やらがあって、

帰れるのは夕方頃だったから、

野球チームに入っていた頃は、

土日はほぼ無いようなものだった。

 

夏合宿にも今度は選手として

参加するようになって、

合宿の朝から夕方までの練習も経験した。

あれはとてつもなく長く感じた。

 

しかも暑いのに水も飲ませてもらえなかった。

 

これらの体験は野球をやっている人なら

あるあるで珍しくもないだろうが、

でもそういう人達は野球が好きだから

やっているのだろう。

僕の場合は違った。

野球が特に好きではなかった。

 

だからなんであの時に

「入る」と言ってしまったのだろうと思う。

 

土日が完全に潰れるなんて

今の感覚からすれば考えられない。

 

夏休みや冬休み春休みが潰れるのも

考えられない。

 

結局そんなんだから、

僕の野球の練習や試合に対する

モチベーションはいつも上がらず、

兄の卒業とともに僕もチームを去った。

 

結局は在籍したのは2年間だったのだが、

それでも2年間もよく続けたなと

自分では思う。

 

兄がいたことと、

母がいつも同行していたことも

大きかったのかもしれない。

 

でもいまでも不思議だ。

あの入る時のあの発言。

 

勢いで口走ってしまったのか、

あの経験以来は、勢いで決断することは

避けるようにはしている。

 

結局はまったく好きでもないものは、

やり始めてもモチベーションが

上がることはなくて、

少しも楽しくないという結果になることは

経験からわかったので。

 

まあそんなのは当たり前で、

そんな愚行をやらかすのは

僕ぐらいかもしれないが。