1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

体型をイジられまくった少年時代 後編

 

 

前回の記事の続きから

 

 

dannjiki835.hatenablog.com

 

 

 

その後も体型の事に関しては、

会う人会う人に言われまくった。

 

そうして気が付くと、僕は自然と

人を避けるようになってしまっていた。

 

近所のおじさんやおばさんなどが近づくと

隠れるようになってしまった。

 

たぶん自分の中で、

対面するとまた体型の事で

何か言われるんではないか、

という思いが、

常に心のどこかにあったのだろう。

それが自然と

そういう行動に表れたのだと思う。

 

いま現在でも人と接するのは苦手だし嫌いだ。

 

これは中学時代に体験した

いじめの影響も含めて、これまでの経験が

僕を対人恐怖症のようなものに

してしまっている気がしている。

 

もちろん生まれつきそういう性格なのも

間違いないのかもしれないが、

やはり幼少期からの体験が

大きく関係している事も間違いないと思う。

 

考えてみて欲しい、

誰にでもコンプレックスを

持っているものはあるだろう。

 

例えば逆に太っていることに

コンプレックスを持っている人が、

会う人会う人に

「うわー、太ってるなぁ・・」とか

「相変わらず太い足だなー」とか、

「デブ」だとか、

毎回毎回言われてたらどうだろう。

 

あるいは頭の毛が薄いのが

コンプレックスの人が、

会う人会う人に「ハゲてるねー」だとか、

 

顔のニキビで悩んでいる人が、

「うわっ、すごいブツブツだねぇ」などと

毎回毎回毎回、会う人会う人に

言われたとしたらどうだろう?

 

おそらく多くの人が僕と同じように

自然と人を避けるように

なってしまうのではないだろうか?

 

生まれつき人と接するのが

苦手な性格の人もいるだろうが、

でも生まれた時は

みんな真っ白で生まれてくるのだ。

 

その後どんな色に染まるかは、

その後の体験によることが

大きいのではないか?

 

どんな人にもそうなってしまうには

理由があると思う。

 

その理由はさまざまだろうが、

どうしてそうなってしまったのか、

それを考えてくれる人がいれば、

僕も過去、だいぶ救われることが

できたのではないかと思うときがある。

 

この僕のコンプレックスも

両親にはとても言えなかったので、

当然両親はそんなことは知らず、

僕が知り合いが近づくと

隠れるようになったり、

時には僕の家族と知り合いとの会食や

イベントに「行きたくない」と言って

参加しない僕を、度々叱った。

 

「お前、そんなんじゃ駄目だ」

「人付き合いというのはな・・・」

「これからの人生、こういう交流もな・・」

など、しみじみ説教をしていた。

 

僕は心の中で

『違うんだ、違うんだ、だって僕は・・』

と必死に訴えていたが、

心の中で泣きながら黙って耐えていた。

 

こういう経験があったからか、

僕は今でも人の気にしていることに

いち早く察知し、そこに触れないように

気を付けるように自然となっている。

 

だけどそれが

自然とできるようになったからといって

あの経験が良かったとは思わない。

 

ほんとに辛い体験だったから、

こんな思いは他の人にも体験してほしくない。

 

世の中には様々な事にコンプレックスを

持っている人がたくさんいる。

 

だけど、一部ではそこに触れてはいけない

という意識はあるみたいだが、

僕みたいに痩せているとか、

配慮がないものもある。

 

太っている人には

体型の事を突っ込んではいけない

という雰囲気はあっても、

痩せている人に対する配慮はあまりない。

 

太っている人に気軽に「デブ」とか

「太りすぎ」とは言わないのに、

痩せている人には平気で「細い」とか、

「痩せすぎ」などと言う。

 

痩せていても

それを気にしている人だって大勢いるのだ。

 

痩せている人に「細い」と言うのは、

太っている人に「デブ」というのと

同じことなんだよ、と。

 

頭の毛が薄い人に「ハゲ」と言うのと

同じ事なんだよ、と、

大勢の人にわかってもらいたい。

 

 ほんとにそういう事も配慮してくれる

世の中になって欲しいと心から願っている。

 

僕はそういう辛い思いをしている人の気持ちが

痛いほどよくわかるから。