体型をイジられまくった少年時代 前編
現在では１日１食、たまにゼロ食。
というこのブログのタイトル通りの僕。
いまはそんな生活だから
この体型は仕方ないとも思っているが、
僕は子供の頃もかなり痩せていて、
身長もかなり低く、
僕はそのことに
大きなコンプレックスを持っていた。
持っていたというか、
そうなったのは周りの僕への対応が
大きく関係している。
僕は子供の頃、大人をはじめ、
同じ子供内でも年上、同い年、年下問わず、
色んな人からその体型のことをイジられた。
周りの大人の人は会う人会う人みんな
「細っせぇーなぁー」
「お前ほんとに飯食ってるのかよ」
近所のおばさん達も
「相変わらず細いねー」とか
「おばさんのお肉をあげたいくらいだよ」
などとイジり、子供内でも「チビ」だとか
「ちっちぇえなお前」など、
数え切れないくらい言われた。
当たり前だがそんなことを毎回言われて
気分がいいわけがない。
僕は自分の体型のことを
人一倍気にするようになってしまった。
人がコンプレックスを持っていることを
平気でエグるように触れてくるのだから、
大人も子供も残酷だと感じていた。
学校でも上級生からは名前で呼ばれず、
「おいチビスケ」と勝手に呼ばれたり、
「どけよチビ」などという扱われ方もした。
同級生でも、「おチビちゃん」とか、
授業でも「ミニ」だとか「小型」という
単語が出てくると、
僕のほうを見てニヤニヤされたりもした。
年下からもさんざん馬鹿にされた。
強く印象に残っているのは、
とある２つ下の男の子で
体格がもの凄く大きい子がいた。
その子が僕に会うと、決まって
「ねえねえ、きみ何年生？」
とニヤニヤしながら訊いてくる。
訊いてくるというか
当然知っていながら言ってるのだ。
気の弱い僕は、
僕よりはるかに大きい年下の子に
何も言うことができず、
立ち去ろうとすると、
「ねえ、何年生？ ねえ何年生なのー？」
とニヤニヤ笑いながら
しつこくしつこく言ってきた。
一番地獄だったのは、
小学校で全校遠足というものがあった。
その名の通り全校生徒で行く遠足なのだが、
その行きのバスの中、
僕が座った座席のまわりは、
運悪く僕の１コ下の生徒たちが
囲むようにたまたま座ってしまった。
その時にその生徒達が僕をイジってきた。
「ねぇ、なんでそんなにちっちゃいの？」
ニヤニヤ。
「ほんとちっちゃいねー」 ニヤニヤ。
「ねえ、なんでなのぉ？」 ニヤニヤ。
もう囲まれて逃げ場がない僕は
「し、しらねえよ・・」と、
必死であしらっていたが、
あの到着するまでのバスの中での時間は
ほんとに長く感じ、そして地獄だった。
学校の身体測定も最悪だった。
現在では身体測定はどうだかは知らないが、
僕の小学生の時は、身体測定の時は
みんなパンツ一丁で身長と体重を測る。
僕は少しでも体重を重くしようと、
その前に水をたくさん飲んでから
体重計に乗った。
だがたまらなく嫌だったのは、
測定された数値を、
先生が大きな声で読み上げることだ。
「133.5センチ」だとか、「28.6キロ」など
大声で読み上げる。
この読み上げるという行為が
僕は意味わからなかったし、物凄く嫌だった。
別に身長や体重の数値を見たら
無言で紙に書き込んでくれれば
いいじゃないかと思った。
わざわざ周りに聞こえるくらい
大声で読み上げる必要はあるのか？
といつも思っていた。
当然それを聞いた周りからは
「うわっ軽っ」とか
「細っ」などの声が次々と聞こえた。
こんなのが気分いいわけがない。
考えてみて欲しい、
皆さんも現在の身長や体重を
大声で周りに聞こえるように
読み上げられたとしたらどう思いますか？
気にしないでしょうか？
おそらく大半の人は自分の身長や体重を
周りの人に知られることに
良い気はしないと思う。
それを平然とやっていたのがこの身体検査だ。
僕はもちろん先生や学校に
抗議などはしたわけではないが、
もし、この気持ちを伝えたら
学校側はなんて言って来ただろうか？
「それはそうだけど子供だから・・」
などとでも言って来たのだろうか？
子供だから関係ないとでもいうのか？
子供だって
コンプレックスくらい持っているし、
こんなことに良い気持ちはしないし、
心に傷だって付く。
だけど学校側には
こういうことに対する配慮は
まったくなかった。
そのせいで僕は身体測定の度に
辛い思いをしていた。
後編に続く
