スーファミ版 ファイナルファイト その3
前回からの続き
第四ステージ。
本来のアーケード版では
工業地帯のステージだが、
スーパーファミコン版では
容量の関係で削除されている。
なので、
スーパーファミコン版の第四ステージは、
アーケード版の第五ステージにあたる
BAY AREA、湾岸地帯。
このステージの印象はとにかく長い。
出てくる敵が多いのもあるのか、
とにかく今でも長いという印象が強い。
最初の難関は
太ったスキンヘッドの敵が大勢出てくる場面。
スーパーファミコン版では
容量の都合上、1画面に登場する敵の数は
3人までという仕様になっているのだが、
それでも一気に3人出てきて
代わる代わるに
突進してこられたらやっかいだ。
ただその分倒し終わると爽快だ。
そしてその先にある公衆トイレ内で
多数出てくる皮ジャン男。
スラッシュという名前らしいが、
その風貌から通称「ケンシロウ」
とも言われている。
これがまた手ごわい。
何が手ごわいって、この敵、
こちらの攻撃を防御してくる。
パンチを繰り出してもガードして、
思ったようにダメージを与えられない。
そして隙を見てはボカっと殴ってくる。
これはけっこうイライラする敵だ、
なかなか思うように体力ゲージが減らなくて、
複数出てくると倒すまでに
時間がかかってしまう。だからできるだけ
パンチ以外の攻撃で倒した方がいい。
それかこの公衆トイレの前に
鉄パイプなどの武器を
拾うチャンスがあるので、
この武器を保持したまま公衆トイレまで来て、
この敵と戦うといいかもしれない。
そしてこのステージのザコ敵で最後の難関は
この先のナイフを持った素早い動きをする
2種類の敵。
遠くからでもナイフを投げてくるし、
離れた距離からスライディングもしてくるし、
ナイフを持ったまま飛んでくるし、
殴って倒れた状態からも
すぐさま起き上ってきて攻撃してくる。
その敵がここでは倒しても倒しても
次から次へと登場してくる。
「まだかよ・・また出てきたよ・・」
など嘆きながら僕は倒し続けた。
ただ、この敵は防御するわけでもないし、
倒す事自体にはあまり苦労はない。
ただ長い、時間がかかる大仕事だ。
しかしその分全部倒し終わった時は
スッキリする。
大仕事を片付けた後の爽快な気分になれる。
そしていよいよこのステージのボス戦。
このステージのボス、アビゲイル。
ムキムキの体の怪力男。
プロフィールを見ると身長238㎝体重265kg。
いったいどんな体してんねん・・
何を食ってたらそんな体になるんだ?!・・
桁外れの体格の通り、パワーが物凄く、
攻撃力はもちろんのこと、
体力ゲージの量も物凄く多く、
白っぽい色の体力ゲージから始まる。
このアビゲイルは
このゲームの全敵キャラの中で
一番強いのではないだろうか。
うまく間合いを取ったつもりでも
掴まって投げられたり、
タイミング合わせてパンチを
繰り出したつもりでも当たらず、
逆に攻撃を受けたり。
さらにザコ敵も出てくるので尚更やりにくい。
僕はここでだいぶ苦戦して、
ここから進めない日々が続いた。
ハガーのダブルラリアットや
コーディーならダブルキックという捨て身技を
体力ゲージを多少犠牲にしてでも
多用せざるをえない戦い方で、
なんとか勝利できるようになった。
このように最高難易度に感じた
第四ステージをなんとか終え、
次のステージの前に
再びボーナスステージがあることを知る。
今度のボーナスステージは「ガラス割り」。
多くのガラスの板が上から吊るされて
ズラリと並び、それを次々に割っていく。
これがただ当たるだけではダメで、
いい場所に当たれば一発で割れるが、
少しでもずれた場所に当たると
ヒビが入るだけで、
何発か当てないと割れなかったり、
ガラス板がクルクルと回転してしまうだけで、
まったく割れなかったりしてしまう。
これも最初のうちは
タイムリミットが来てしまって、
全部割ることができない状態が
しばらく続いた。
そのうち床の線に合わせて
立ち位置を決めればうまく割れる事を知り、
それ以降は時間内に
確実に全部割れるようになった。
慣れればなんてことはないのだが、
まぁ最初はそんなもんでしょう。
そしてそれが終わるといよいよ
第五ステージ、最後のステージである。
続く