1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

思い出のチキンカツ定食 後編

前回の続き

 

dannjiki835.hatenablog.com

 

 

 

前回の記事にある通り、

地元のとある定食屋に

幼馴染のN家と一緒に食事に行き、

チキンカツ定食を食べて衝撃を受けた。

 

その日から一気にそのお店のファンになり、

N家とは関係なく、うちの家族は

その定食屋に食べに行くことが多くなった。

 

その際にもやはり注文するのは

チキンカツ定食。

 

もうこれが食べたくて

この店に来ているようなものだ。

 

何度食べても美味しい。

 

当然他にも色々なメニューがあったのだが、

このお店に来てチキンカツをスルーすることが

どうしてもできず、

結局チキンカツ定食以外のものは

食べる事は1度もなかった。

 

ただこのお店にも、

一つだけ不満足の点があった。

 

それは一人前の量が少な目だったこと。

 

ごはんの量も、チキンカツの量も

基本的に少ない。

 

まわりを見渡し、

他のメニューを食べている客の料理を見ても、

やはりやや少なめの量だ。

 

最初の頃は幼かったため

1人前でちょうどいい量に感じたが、

成長するにつれ、

1人前ではとても足りなくなってきた。

 

そうなると余計にお金がかかってしまうため、

コスパ的には良くないお店のようだ。

 

特にN家の子供は体も大きく大食いなので、

もうすぐに物足りなさを感じ、

お金がかかってしまうという理由で

だんだんそのお店に行かなくなったらしい。

 

 

母いわく

「高齢の夫婦なので、自分達が少食で、

その感覚で1人前の量を決めているから

少ないのではないか?」

 

と言っていたが、

そういうこともあるのかもしれない。

 

 

その後しばらくして

そのお店は閉店してしまった。

 

高齢のご夫婦だったので、

そう長くは続けられなくなってしまったのか、

後を継ぐお子さんの姿はない様子だったので、

その方達の代で終わってしまったのだろう。

 

僕としては実に残念だった。

 

それにしてもあの異常なくらい

柔らかい鶏肉の秘密はなんだったのだろう。

 

いま思い出してみると、

おそらく使われていたのは

鶏の胸肉だったと思う。

 

胸肉であの柔らかさを出すには

何か秘策があるに違いない。

 

衣も美味しかったから、

パン粉にも何か秘密があるに違いない。

 

僕は今自分で料理をするから特に思うのだが、

こういうお店は、店を辞めてしまうのなら、

ぜひともお店のメニューのレシピを

教えてほしいものだ。

 

店が現役の時はレシピは極秘だろうが、

もう店を閉めてしまうのなら

レシピを伝授してほしいと、

美味しい料理を出すお店が

閉店してしまうといつも思ってしまう。

 

せっかく人々を感動させるくらい

美味しい料理を作る秘伝のレシピを

知っているのだから、

それがこの世から消え去ってしまうのは

とても惜しいことだ。

 

それでも絶対に人には教えたくない

というならば仕方ないが、

ご自身の技術が誰かしらに渡れば、

何かの形でその技術がどこかで

生き続けることになる。

 

 いまはネット社会だから、

インターネットを利用してもいいだろう。

 

誰かが継承してくれれば、

またどこかでその味を再現して、

人々に食べさせてくれる人が

現れるかもしれない。

 

「あの味がもう一度食べたいなぁ」

 

皆さんもこういうことを思うことは

けっこうあるのではないだろうか。

 

そういう方達の希望に応えて欲しいと、

店を閉めた飲食店の方達には

いつも僕は願っているのだ。