1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

中学時代の入学式 前編

先週はどこの学校も

入学式が行われていたようだ。

 

ひと昔前は入学式の時には

桜が咲いていたような気がしたが、

 

現在は入学式よりも、むしろ卒業式の時に

咲いていることが多い気がする。

 

温暖化の影響か?

桜の時期は早くなっているようだ。

 

 

それはさておき昨年はコロナの影響で

入学式が遅れた学校が多数あったようだけど、

今年は大丈夫なのかな?

 

母親と歩いている新入生を見ると、

遠い昔の自分の入学式の記憶が蘇ってくる。

 

 

特によく思い出すのは中学の入学式かな。

 

 

あの頃は無邪気で、

素直に色々なことを楽しめたのが懐かしい。

 

 

でも中学の入学の時には

やはり不安も少しはあった。

 

 

僕の中学入学の頃は、

ちょうどいじめが社会問題化していて、

自殺する中学生が後を絶たない

という時代だった。

 

 

テレビのニュースでも盛んに報道され、

テレビドラマでも中学生のいじめを

題材にしたものが放送されたりしていた。

 

 

僕もテレビで「中学生日記」などを

見ていたので、そういったいじめ、

または怖い先輩などのことで

中学校に対する不安もあった。

 

 

ただ先輩に対する不安は、

2つ年上の兄の存在がありがたかった。

 

兄がいるおかげで、小学生時代から

兄と兄の同級生と一緒に僕も遊んだことは

たくさんあったし、その影響で

2コ上には知り合いがたくさんいる。

 

それに学校でも

ヒーロー的存在だった兄がいるから、

先輩の事はいざとなったら

兄が何とかしてくれるだろうという

勝手な安心感もあった。

 

 

入学式の少し前、いつものように

兄と兄の友達と遊んでいた時の事、

 

その友達がこんなことを言い出した。

 

 

 

「今度入る1年生は最悪だぞ~」

 

 

 

僕はギョッとする!

 

 

 

 

「え!!なんで?」

 

 

 

慌てて聞き返すと、

 

 

 

「だって、先生達が最悪だから。」

 

「嫌な先生が勢ぞろいしてるからね」

 

 

 

 

 ガーン!!

 

 

 

 

それを聞いて衝撃を受けた。

 

 

頭の中がみるみる不安でいっぱいになった。

 

 

これから入学を控え、

僅かに不安を抱えながらも

兄もいるし、なんとか希望を持っていこうと

思っていた矢先に

なんてことを言うんだろう、と思ったが、

だからといってもどうしようもない。

 

 

結局不安を抱えながら入学式を迎えた。

 

 

真新しい制服に着替えて、

持ち物をチェックする。

 

上履きと校庭履きの違いなど、

細かいルールなどは

事前に兄が教えてくれていたから、

だいたいのことはわかっていた。

 

僕は公立の中学への進学だったので、

小学校からの同級生も

ほとんどがこの中学校に入学していた。

 

 

校門をくぐると、

さっそくクラス分け表が渡される。

 

1学年5クラスだが、

最初は慣れない環境だから、

小学校の時の同級生が

同じクラスだったらいいなと思っていた。

 

それまで通っていた小学校は

特別人数が少なかったので、

5クラスもある中学では、同じクラスに

小学校の同級生がいなかったらどうしようと

心配していたが、なんてことはない、

クラス分け表を見ると、僕と同じクラスに

小学校の同級生はたくさんいた。

 

後になってわかったことなのだが、

各クラスに同じ小学校の生徒たちが

均等にいきわたるように

中学校側も考えて

クラス分けしているのである。

 

 

ひとまず安心して教室に向かう。

 

 

教室に入り、同じクラスの

小学校の同級生らと会話をしながら

担任の教師が来るのを待つ。

 

 

しばらくして担任の教師がやってきた。

 

ここで初めてクラス担任との対面である。

 

表れたのは30代半ばの女性教師だ。

 

 

見た感じ、かなり気が強そうで、

なんだか怖そうだった。

 

なんともいえぬ威圧感を感じ、

 

「これが中学校というものか・・」と、

 

気の弱い僕は早くも圧倒されていた。

 

先生から入学式の説明を聞き、

時間が来たら、出席番号順に整列して

体育館に向かう。

 

 

 

続く