1日1食(たまに0食)、気まぐれ断食男のブログ

日々食事は1日1食で、たまに0食という変わり者のブログです。思ったことを日々気まぐれに書いていきます。

バレンタインデーの兄弟格差

3月14日はホワイトデー。

基本的に僕には関係のない

イベントなのだが、子供の頃の

バレンタインデーの話を書こうと思う。

 

 といっても嬉しかった思い出ではない。

 

 

基本的に女の子からチョコを

もらうなんてことはほぼなかったので

バレンタインデーは僕の中では

あまり関係のないイベントだった。

 

しかしそれだけならまだいいのだが、

僕には2つ年上の兄がいる。

 

その兄がこれがまたモテる男だったのである。

 

だからバレンタインデーの日には、

1日中家のインターフォンが鳴りやまない。

 

ひっきりなしに女の子がチョコを渡しに来る。

 

対する僕の元には訪問者はゼロ。

 

兄弟ながらに物凄い格差を感じた。

 

しかも兄は恥ずかしがってか、

女の子達が来ても出てこない。

 

仕方なく僕が代理で玄関先で

チョコを受け取るという

なんとも変な役割だった。

 

ただチョコをもらえないだけなら

特に気にすることはなかったのだろうが、

 

たった二人だけの兄弟で

片方にここまで差を見せつけられると

かなり劣等感にさいなまれる。

 

兄にチョコを渡しに来る女の子の中には

たまにやさしい子がいて、

僕の分のチョコまで一緒に

持ってきてくれることがあった。

 

だから僕がバレンタインデーに

もらえるチョコといえばそのくらいだった。

 

 

 

そんな僕も1回だけクラスの女の子に

義理チョコをもらったことがある。

 

 

バレンタインデーにクラスの女の子の訪問に

最初は喜んだが、すぐに同じものを

クラスの他の数人の男子にも配っていることを

知ってがっかりした。

 

中身を見ると、駄菓子屋で売ってる

小さなチョコボール数個と

チョコフレークが少量入っていた。

 

これを男子数人に配っていたので、

まさに僕もその他大勢のうちの一人

というわけだ。

 

対して兄がもらったチョコは、

ほとんどが手作りのもので、

メッセージなども入っていて、

明らかに手間がかかっている

気持ちを込めた本命チョコだとわかる。

 

しかし兄はもらったチョコは

少ししか食べない。

 

もともと甘い物がそんなに好きではない

という事と、そもそも大量にもらうので、

とても全部は食べきれないというのもある。

 

 

なので、あとは甘い物が大好きな僕にくれた。

受け取るのも食べるのも

ほとんどが僕の役目という

なんともおかしな構図だった。

 

僕も一度本命チョコというのを

味わってみたいと思いながら

毎年兄がもらったチョコを食べていたものだ。